広済寺の法語掲示板 その69



 
今年は忘れることができないお正月になりました。
 
1月1日、
16時10分に発生した能登半島地震。
 
年の始め、
まさに元旦に襲った大地震は、
私たちの心に深い爪痕を残しました。

 
 
津波に土砂崩れ、
火に包まれる輪島の朝市。
 
当たり前だったものが
突然奪われていく光景に、
荒れくるった現実の厳しさを痛感させられます。

 
 
世界に目を向けてみても、
先の見えない争いばかり。
 
「外のこと。自分には関係ない」としてしまう私も、
思いやりの心がくるった、
やはり鬼なのでしょう。

 
 
思うままにならない、
荒れくるう私たちの世界だからこそ、
仏さまは「ともに歩むぞ」と
一人一人に語りかけます。
 
分けへだてなく手を取り合おうとされるそのお姿が、
私たちに大切なことを教えてくれているようです。
 


★『広済寺寺報』第74号発行★

3月20日、 『広済寺寺報』 第74号を発行しました。



今号の内容は、

広済寺の被災状況について

能登半島地震 被災地へ支援活動

千夏のきときと日記

住職コラム

4月20日(土)は広済寺仏教婦人の集い

などです。

 
また、

3月23日(土)に勤めります

春季彼岸会

の予定も記しておりますので是非ご覧ください。

 
『広済寺寺報』 第74号 は こちら から
 


広済寺の法語掲示板 その68



 
毎年あっという間に迎え、
あっという間に過ぎ去る年末年始。
 
二〇二三年もいろんなことがありましたが、
なんとか新年を迎えることができそうです。

 
 
「時の上に 新年も旧年もない
 人の上に 新年があり旧年がある」
という言葉があります。
 
なるほど、
時とは当たり前に流れていくものだけれど、
人間はそこに新年旧年と節目をつけました。
 
きっとそこには、
また今年も迎えることができたという
よろこびもあったのでしょう。

 
 
生きていればいろんなことに出遇っていきます。
 
うれしいこと、つらいこと。
 
しかしその度に、
当たり前でなく、
支えられた「いのち」であったことに気づかされます。

 
 
おかげさまの毎日です。
 
新年の節目には、
今年もまた迎えることができましたと手を合わせたいものです。
 


仏陀の言葉

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