五位組第二次支援活動~前編~

12日夜から15日にかけて、東日本大震災五位組第二次支援活動を行いました。

※ 第一次支援活動については
4月29日の記事 宮城県に行ってきました~炊き出し編~
4月30日の記事 宮城県に行ってきました~瓦礫撤去作業・視察編~
を参照ください。

今回の参加人数も5名。予定では7名でしたが、直前にお通夜が入って、組長を含め2名が急遽キャンセル。

一度経験しているとはいえ、不安の中でのスタートとなりました。

今回の活動内容は13日・14日共に、日中は行政ボランティアセンターでの支援活動、夕方は炊き出し(80名分)です。

例のごとく、高岡市からの支援物資を積み込んでの出発です。

夜10時に長光寺を出発し、朝5時過ぎに仙台宮城インターに到着。

仮眠をとって、仙台別院へ。

七時からのお朝事(朝の勤行)、そして宿泊等の手続きを終え、今回の活動予定地である七ヶ浜町へ向け出発。

途中、前回瓦礫撤去作業をさせていただいた韓国料理店の前を通過。

随分片付けが進んでおり、うれしくなりました。

震災から三ヶ月が経ち、復興作業が確実に前へ前へと進んでいることを感じました。

9時前に七ヶ浜町中央公民館の避難所に到着。

挨拶を済ませ、隣にあるボランティアセンターへ移動。

この日の作業内容は、撤去作業の中で出てきた写真の整理作業。

きれいにクリーニングをした写真を仕分けていきます。

戦前の写真から、結婚式や旅行の写真などの最近の写真まで、残された写真は膨大な数にのぼります。

けれどそれ以上の思い出が今回の震災で流されてしまったという事実。

大切な思い出が写った写真がなんとか持ち主の元へと戻ってくれればと思います。

午後からは東北教区災害ボランティアセンターからの2名に合流していただき、7名で炊き出し準備を開始。

今回のメニューは、「豚汁・ご飯・漬物」です。

ありきたりのメニューで申し訳なかったのですが、がんばって作りました。(漬物は前日に長光寺の仏教婦人会の方々が作ってくれました)

避難所の担当者から、この日の避難所の人数が予定よりも少なく60名ほどだとの連絡を受け、避難所前に建てられている、仮設住宅の方々へも炊き出しの案内をさせていただきました。

結果130名あまりの方に来ていただけました。

ご飯は途中で無くなってしまいましたが、豚汁は具沢山で作っていたので、問題なく対応することができました。

14日もやはり同じ七ヶ浜町中央公民館での炊き出しです。

午前は二班にわかれ、瓦礫の撤去作業を行いました。

私ともう一人は、被災地の側溝掃除でした。

臭いが大変きつく、側溝からは様々なものが出てきます。

瓦、コンクリートの固まり、膨大な土砂・・・。

30人ほどでの作業でしたが、午前中は水を流れるようにすることで精一杯でした。

もう1班の三人は住宅の流入物の撤去作業。

撤去作業は確実に進んでいますが、まだまだ人手が足りないようでした。

午後からは13日と同じく2名の方と合流し7名で炊き出し準備を開始。

この日は近くで大規模な炊き出しがあるとのことで、予定人数はなんと40名ほどとのこと。

昨日の例もあるので、早速仮設住宅の方々に案内させていただき、五時より炊き出しスタート。

メニューは、「うどん・ゆで卵」です。

今回は富山の赤巻・昆布巻の蒲鉾、そしてとろろ昆布をトッピングさせていただきました。

皆さん珍しそうにしながら、トッピングしてくださいました。

結局この日も100名分を越えるうどんがなくなりました。

片付けが終わり、7時に現地を出発。

今回の炊き出しも皆で力を合わせ無事終えることが出来ました。

直前に2名を欠き、不安の中での活動でしたが、避難所・仮設住宅の方々の笑顔のおかげで、なんとかやり遂げることができたように思います。

2日目の最後に、避難所の方々が外まで出てこられて私たちに感謝の言葉をくださったのですが、逆に私たちが感謝の気持ちでいっぱいです。

今回の炊き出し活動は二日連続同じ場所というものでしたが、避難所の方々との心の距離が少しでも縮まったような気がして私自身にとっても本当に力になるものとなりました。

~後編~ に続く


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