法語掲示板

広済寺の法語掲示板 その81



 
お盆の前のお墓そうじ。
 
暑い時期ですから大変ですよね。
 
ですが綺麗になったお墓の前で手を合わせると、
心もどこかスッキリした気持ちになります。
 
 
お盆が明ければ、
今度はお供えされたお花等のお掃除。
 
笹川の地域では
小学生たちが協力して
村のお墓を掃除してくれています。
 
 
競うようにお花を集めていく子、
黙々と励む子、
「くさい~」と鼻をつまみながらも頑張る子。
 
皆それぞれですが、
六年間続けていく中で、
子どもたちもきっと色んなことを感じながら
成長しているのでしょう。
 
 
そんな子どもたちの姿を見せてもらいながら、
「有り難い」ことといつも思います。
 
「有り難い」とは
「当たり前ではない」ということ。
 
 
世代を越えた限りないつながりの中で今があり、
そしてその今を共に生きる、
私たちの「いのち」があります。
 
 
お墓そうじのご縁から、
「いのち」の有り様を学ばせていただいています。
 

広済寺の法語掲示板 その80



 
先日サッカーW杯の
日本代表が発表されました。
 
限られたメンバーですから、
落選した選手も数多くいます。
 
「たくさんの選手が
日本代表を支えてきてくれた」という
監督の感謝の言葉が印象に残りました。
 
 
W杯6大会連続出場ということで、
今はW杯出場を
当たり前にすら感じてしまう私たち。
 
けれども
昨年お亡くなりになった
釜本邦茂さん(元サッカー選手)の時代には、
きっと夢のまた夢の舞台だったことでしょう。
 
 
その後も多くの方々が挑戦し、
切り開き、
涙を流しながら繋いできてくれたのが
今の日本代表なのだと思います。
 
 
私たちが生きる現在。
 
様々な課題はもちろんあるのですが、
当たり前のように見える日々の裏には、
きっと多くの方々の絶え間ない歩みがあるのでしょうね。
 
そこに目を向けるとき、当たり前の今が尊い今となり、
何気ない私の命も、
尊い「命」であったと気づかせられるのでしょう。
 

広済寺の法語掲示板 その79



 
もうすぐ桜の季節ですね。
 
だんだんと早まってきているようですが、
「桜咲いたら一年生♪」という歌もあるように、
桜といえばやっぱり四月。
 
新たな一歩を踏み出す時期です。

 
 
希望を胸に弾むように
飛び込んでいく人もいれば、
不安と期待が入り混じりながら歩み始める人、
また、沈んだ心のまま
四月を迎えるという人も
おられるかもしれません。
 
 
桜を眺めると、
当時の自分の
様々な姿を思い出します。
 
きれいな桜の花々と共に、
一人ひとりに人生のドラマの一場面が
きっとあるんでしょうね。

 
 
思えば、
いつもどんな時にも
精一杯にその姿を見せて、
私たちを励まし
勇気づけているのかもしれません。
 
どんな「私」であろうとも、
「花」はただ静かに、
見守るように咲いています。

 
 
「花」の美しさって、
有り難いものですね。