年末に飯舘村の方々と餅つきに~前編~
大変遅くなりましたが、昨年12月26日、27日と福島県へ餅つきに行って来ました。
今回の活動は、昨年11月に高岡教区へ講演の為来て下さった、飯舘村善仁寺の杉岡誠ご住職の「今年は正月の餅さえつけない」という言葉を受けてのものです。
高岡教区としての活動で、多くの方々から支援をいただき、今回の活動に参加させていただきました。
高岡出発時はひどい大雪で心配したのですが、福島県に着くとなんと嘘のように快晴。
初日は飯舘村の村民の方々が入居しておられる松川第二仮設住宅にてお餅つき。
当初、午後開始の予定でしたが、都合により午前中からの餅つきとなったとのこと。
高岡からは先遣隊も前日から行っていたので、私たちの第二次隊が着いた頃には、すでに村民の方々と200件分の鏡餅をつき終えておられました。
何もしていないのに作りたてのぜんざいだけ食べさせていただき申し訳なさでいっぱいに
村民の皆さんの温かさを感じた福島県第一日目でした。
餅つきの片付け後は、杉岡ご住職に案内していただき飯舘村へ。
村役場に到着。
除染作業が進んでおり、先日村役場も除染されたとのこと。
正面には、飯舘村民歌が紹介されており、歌も聞けました。
そしてその横には線量計。
私たちも線量計を持ってきていたのですが、排水路などに近づけると、急に数値が上がるところもあり、放射能汚染の深刻さをまざまざと感じさせられました。
村役場内。
現在は少数の職員がおられるのみで、今は別の場所に村役場としての機能は移っているとのことです。
除染によって、役場内は線量も屋外とは格段に低くなっていました。
その後、杉岡ご住職の善仁寺さんへ移動。
現在はご本尊も別の場所へ移させていただいたとのこと。
飯舘村周辺は、人の気配がなく、カーテンが閉まった家ばかりでした。
お店も開いているところは見受けられない状態でした。
暗くなってから帰路につきましたが、家々は確かにあったはずなのに、それらの明かりが全く見えず、ただただわずかな外灯のみが見えるのみ。
言葉にならない思いがしました。
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