九月の仙台
先月9月18日(水)から20日(金)まで、宮城県に行ってきました。
もうお馴染みとなった深夜移動なのですが、途中の福島県磐梯山SAでビックリ!
なんと気温が11℃だったのです
やはり東北は違うなと思いながらも、しかしその分だけ昼間も涼しいだろうと期待しつつ仙台に入りました。
朝の仙台別院。
ここで荷物を降ろし、19日の作業先である名取市へ。
名取市閖上(ゆりあげ)の日和山。
ここ一年で日和山そのものは随分整備されました(周辺はほとんど変わりないように見受けられます)。
※ちょうど一年前の閖上地区の日和山の写真がありましたので参照ください
(2012年9月29日 仙台に行ってきました)
作業前に、日和山にある神社のお世話をしておられる方から、震災時のことについてお話しくださいました。
閖上地区の人口は震災前、5000人ちょっとだったそうですが、震災で実に700人を超える方が亡くなられたそうです。
現在は、引っ越しなどでさらに人口が激減してしまっており、残った人たちで力を合わせ町の復興に向けがんばっているとのこと。
特に子ども達を持つ家庭が、子育ての面から引っ越しを余儀なくされているそうです。
現在、減少してしまった人口の中で、前と同じように活気ある商店街などを営んでいくのは大変難しい。。。
しかし子ども達が戻ってくるためにも、難しい中でも諦めることなく復興の火を灯し続けていきたい!
そんな強い思いが、この閖上地区のシンボルともなっている日和山に込められているように感じました。
この日は、日和山周辺の草刈りを行いました。
後日予定されている復興イベントで使うスペース確保のため。
一面草だらけのところを黙々と刈っていきます。
真夏のような暑さ。。。
一日で結構刈ることができました
日和山には、この日もたくさんの方が訪れていました。
タクシー、県外ナンバーの車やバス。
日和山にはひっきり無しに人が来ているようでした。
一面の荒野となってしまった閖上地区で、
来てくれた方々が草刈りをしているボランティアたちの姿を見ることで、
復興への道を「今も」歩んでいるのだということが伝わっていくのではないかと思います。
夜のミーティング。
武蔵野大学から30人近く学生が来ておりビックリ。
彼らが被災地で生に感じたことを地元に戻って伝えることで、支援の輪がまた新たに広がりつながっていく。。。
翌20日、お朝事を終え、
仙台市宮城野区の津波復興支援センターへ。
今回は、若林区の民家にて、耕作予定地の鋤き返し作業・土留め作り・草むしりなどでした。
この日も、大変暑い日に。。。
住んでおられる方が大変気さくに声をかけてくださり、一緒に参加した学生たちも盛り上がって、元気あふれる支援活動になりました。
お話をうかがうと、今回の活動地周辺には現在4人しか住んでおられないとのこと。
震災前は家でいっぱいだったのに・・・、と仰っておられました。
仙台の中心地からほど近いところでも、震災前とは変わり果てた姿のままでした。
復興は間違いなく前に進んでいるのですが、まだまだするべきことは山のようにあります。
震災から二年半。。。
東北では、今日も頑張り続けて、一日一日を懸命に生きている方々がおられます。
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