広済寺の法語掲示板 その67
「『歩く』という字は
『少し』『止まる』と書く。
急がなくていい、
一歩一歩しっかり進んでください」。
これは今は懐かし、
三年B組金八先生の言葉です。
「歩」の漢字を見てみると、
確かに「少」と「止」の漢字が
組み合わさっていますよね。
面白い見方だなと思いつつも、
同時にとても大切なことを
教えてくれているように思います。
人生においては、
「立ち止まる」勇気が必要です。
上手くいかない時こそ、
気が立ってしまうもの。
そんな時は
大概まわりが見えなくなり、
自分自身も見えなくなっているのではないでしょうか。
日々の生活の中で
「立ち止まる」時間をつくることで、
まわりや自分も
また違って見えてくるかもしれません。
仏さまの前に座ることも、
きっと「立ち止まる」一つの姿なのでしょう。
大切にしていきたいと思います。
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