広済寺の法語掲示板 その68
毎年あっという間に迎え、
あっという間に過ぎ去る年末年始。
二〇二三年もいろんなことがありましたが、
なんとか新年を迎えることができそうです。
「時の上に 新年も旧年もない
人の上に 新年があり旧年がある」
という言葉があります。
なるほど、
時とは当たり前に流れていくものだけれど、
人間はそこに新年旧年と節目をつけました。
きっとそこには、
また今年も迎えることができたという
よろこびもあったのでしょう。
生きていればいろんなことに出遇っていきます。
うれしいこと、つらいこと。
しかしその度に、
当たり前でなく、
支えられた「いのち」であったことに気づかされます。
おかげさまの毎日です。
新年の節目には、
今年もまた迎えることができましたと手を合わせたいものです。
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