広済寺の法語掲示板 その74
世界中がコロナに怯えた時代から、
人間同士でいがみ合う「争い」が益々拡大し、
世界中で「分断」が進む現在。
トランプ大統領の再登場で、
世界が「融和」に向かうのか、
それとも・・・。
人間は昔から「争い」を繰り返してきました。
お釈迦様の時代もそうです。
しかし、
だからこそ「教え」を尊び、
「争い」と向き合ってきた歴史も人間にはあります。
お釈迦様の説かれたお経には
「当相敬愛」とあり、
「お互いに敬い合う」ことこそ
大切であると説かれます。
仏教徒は仏様を拝みますが、
「拝む」とは
心から「敬う」ということです。
お互いに心から敬い合う世界へ。
決して簡単なことではないですが、
それが説かれ次の時代へと伝えられてきた背景を思う時、
「争い」に苦しんだ先人たちの
深い悲しみを思わずにはいられません。
先を歩まれた方々からの願いともいうべき「教え」を、
これからも大切に聞いていきたいと思います。
Follow @kosaiji