法語掲示板

広済寺の法語掲示板 その75



 
長嶋茂雄さんといえば、
「ミスタージャイアンツ」・「燃える男」と親しまれた
国民的スター選手。
 
現役引退後も、
変わらない明るさとその情熱、
またお茶目さに
多くの方が魅了されたのではないでしょうか。

 
 
長嶋さんがでてくるだけで、
パッとその場が明るくなる。
 
本当に「華のある」
お人柄だったと思います。

 
 
しかしそんな長嶋さんも、
息子一茂さんとの対談では、
「人生はいつもスランプ」だったとのこと。
 
苦渋を舐めることばかりだった。
 
意外ですよね。

 
 
今回の法語は、
その長嶋さんの言葉です。
 
そんな苦渋の日々に対し、
喜び、楽しむ。
 
長嶋さんだからこその言葉かもしれませんが、
どこか私たちにも
元気をくれる言葉です。

 
 
「燃える男」は
これからも私たちの心を
その情熱で照らし続けてくれます。
 
合掌。
 


広済寺の法語掲示板 その74



 
世界中がコロナに怯えた時代から、
人間同士でいがみ合う「争い」が益々拡大し、
世界中で「分断」が進む現在。
 
トランプ大統領の再登場で、
世界が「融和」に向かうのか、
それとも・・・。

 
 
人間は昔から「争い」を繰り返してきました。
 
お釈迦様の時代もそうです。
 
しかし、
だからこそ「教え」を尊び、
「争い」と向き合ってきた歴史も人間にはあります。

 
 
お釈迦様の説かれたお経には
「当相敬愛」とあり、
「お互いに敬い合う」ことこそ
大切であると説かれます。

 
 
仏教徒は仏様を拝みますが、
「拝む」とは
心から「敬う」ということです。
 
お互いに心から敬い合う世界へ。
 
決して簡単なことではないですが、
それが説かれ次の時代へと伝えられてきた背景を思う時、
「争い」に苦しんだ先人たちの
深い悲しみを思わずにはいられません。
 
先を歩まれた方々からの願いともいうべき「教え」を、
これからも大切に聞いていきたいと思います。
 


広済寺の法語掲示板 その73



 
今年も気がついてみればもう年の瀬。
 
「今年こそは」と思っていたのも束の間、
時間が経つのは本当に早いものですね。

 
 
思えば一年前の今頃も
同じように思っていました。
 
もっと言えば
その前の年も、
そのまた前の年も・・・。
 
初めこそ
「今年こそは!」と張り切るのですが、
一旦崩れると
なかなか上手くはいかないものです。

 
 
「今この一秒の集積が一日となり、
その一日の積み重ねが、一週間、一ヶ月、一年、
そしてその人の一生となっていく」(稲盛和夫)
 
という言葉があります。

 
 
「今年こそ」と
大きく見ることも大事ですが、
まずは「今この一秒」を
大事にすることからですよね。

 
 
先延ばしではなく、
「今」を見ていく。
 
今年最後の反省です(汗)
 


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