今月4日から始まった福岡町下老子(笹川の隣村)青年団によるお経練習会。
下老子で勤められる青年報恩講に向けての練習会で、毎年この時期に行われています。
下老子のお東(真宗大谷派)のご門徒さん方は笹川にあるお東のお寺、超恩寺さんにてお経練習会。
そしてお西(浄土真宗本願寺派)のご門徒さん方は、お西である拙寺広済寺にてお経練習会を行なっています。

練習は毎日午後8時から9時過ぎまで。
仕事・アルバイトなどがあるため、遅い時間帯での練習会。
4日から始まったこの練習会も、昨日9日が最終日でした。
毎年この時期だけの短期間の練習会なのですが、さすが若者
吸収が早く、どんどん上手にお勤めできるようになります
お勤めは正信偈(草譜)と阿弥陀経。
皆一人でも十分にお勤めできるレベル。
最終日、本番さながらの練習をしている中、彼らの後ろでそのお勤めを聞いていたのですが、若者たちがとなえる正信偈、阿弥陀経が大変有り難く感じたことです。
本番の日はご年配の方々も若者たちの後ろで一緒にお勤めをされます。
きっと若者たちの有り難く尊い姿によろこばれることでしょう
下老子青年団の皆さん、11日の本番、がんばってくださいね
2012 年 3 月 10 日 12:34 AM |
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2月23日(木)から25日(土)にかけて、東日本大震災高岡教区第7次災害支援隊に参加させていただきました。
教区での支援隊派遣はこれで7度目とのこと。
※現在は、広済寺の属する五位組としての支援活動は、教区と合同という形になっています。
今回は僧侶5名、門徒8名の計13名。
活動予定地は仙台周辺。
私にとっては9月以来、実に5ヶ月ぶりとなる仙台です。
冬の寒さや雪を心配していたのですが、行きは全く雪の降る気配すらなし。
けれども仙台直前で、車のタイヤがバーストしてしまうというアクシデントが!

結果、5ヶ月ぶりの仙台はこのようなかたちでの仙台入りとなりました

翌日、仙台の天気は晴れ。

朝のお勤めをして、一日の始まりです。

今回は仙台市宮城野区岡田にある民間運営の津波復興支援センター(旧「仙台市津波災害ボランティアセンター」岡田サテライト)へ。

まだまだボランティアの人手が必要とのこと。

活動場所に移動し、作業開始。

田畑の土を掘り返し、流入物を除去していくという作業。
体力と根気のいる仕事です。

別動隊は、近郊の民家にて納屋の整理。

整理して空いた部分を、今後のボランティア作業中の休憩所として使わせていただくとのこと。

午後からは、こちらの民家横の田畑の掃除。
先ほどのスコップでの除去作業の前に、ある程度の流入物を除去しておかなくてはなりません。
この活動をしておられる方は、なんと両名とも80歳代の方

お年寄りでも、できる仕事はまだまだあります。
そして午後3時前にこの日の作業を終了。

終了後、近くの荒浜地区へ。
海岸には慰霊碑が建立されていました。

※ 昨年4月の荒浜地区周辺の様子は 2011年4月29日 宮城県に行ってきました~炊き出し編~ を参照
次の日は朝起きると、一面の雪

結局、外での作業は中止になり、宿舎、キャラバンの清掃をすることに。


その後も雪が降り止む気配が無く、午後仙台から帰路に着く予定を繰り上げ、午前中のうちに仙台を出発。
しかし、東北道に入って間もなく、雪のため通行止めに・・・。

結果、一部区間を一般道を余儀なくされ、さらにひどい渋滞にも巻き込まれながら、高岡に着いたのは仙台を出て実に10時間以上も後のこと。
仙台までの行き帰り通して、今回は長距離移動の大変さを身に染みて感じました・・・。
2012 年 3 月 1 日 6:29 PM |
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27日朝、宿を出発し、福島駅近くの吉倉国家公務員宿舎へ。
こちらは、飯舘村の方々のなかで、身体の不自由な方や幼児をもつ家庭、約60戸が優先的に割り当てられてた箇所とのこと。

早速餅つきの準備へ。
当日大変冷たい風が吹きつけており、富山県とはまた違った福島の冬の寒さを実感。(「あづまおろし」というのだそうです)
テントの骨も歪んでしまうほどの突風も吹きつける中での作業でしたが、村民の方々に手伝っていただきながらなんとか準備を進めました。
ここは子供たちが大変多く住んでいるところで、その子供たちは除雪も兼ねてかまくら作り。

大変立派なかまくらを作り上げました
準備を終え、いよいよお餅つき!

子供たちが珍しそうに集まってきてくれます。
そして若いお母さん方も子供と一緒にどんどん集まってきてくれました。

子供たちも自分で杵を持ってお餅つき。
お母さん方はカメラ片手に餅をつく我が子の撮影会♪
寒い冬のなかでしたが、ひとときのあたたかい思い出になってくれたらと思います。

つき終えたお餅は、お母さん方に手伝っていただき丸めてもらいました。
子供たちも自分達で丸めて口の中へ。
「つきたてのお餅、初めて食べた」、「餅つきなんて何十年ぶり」と子供たちもお母さん方も和気藹々に年末のひとときを過ごしていただけました。
片付けも手伝っていただき、一段落してから、私達も住宅の一室にてぜんざいをいただきながら、自治会長さんが現在の住民の皆さんの状況についてお話しくださいました。

そのなかで、自治会長さんからこれからの活動の一環としてタオル制作を考えているとのお話をされました。
実際に制作したタオルを私達に見せてくださり、このタオル制作活動の目的をお話しくださる自治会長さん。

一人暮らしの高齢者や仕事を失った方が、一日何をすることもできず、先行きの見えない不安の中で生活しておられるという現状。
家も田畑も仕事も失い、何もすることができない日々を送らざるを得ない人達の生きがいとなる何かをしたい。
その活動の一つとして、住民の方々にタオルで象の顔をかたどったお手拭きを作っていただき、その製品を販売するという活動。
「このタオル細工の作業が、一人暮らしのおじいちゃん、おばあちゃんの生きがいと目標になる」
「この製品が売れれば、離れて暮らす孫にお小遣いをあげられる」
このような願いのもとにお話しくださったことでした・・・。

現在、高岡教区ではこのお話をうけて、「高岡教区生きがい支援プロジェクト 『負げねぇぞう☆いいたて』タオル事業」をはじめています。
3月10日まで、その活動に使うタオル(新品で質のよいもの)を集めています。
またこの「負げねぇぞう☆いいたて」タオルは一本500円からとなっており、こちらの購入も随時受けつけています。(詳細は こちら)
是非これらの活動を支援していただけれればと思います。
よろしくお願いいたします。
~前編はこちら~
2012 年 2 月 23 日 7:43 AM |
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