年末に飯舘村の方々と餅つきに~後編~

27日朝、宿を出発し、福島駅近くの吉倉国家公務員宿舎へ。

こちらは、飯舘村の方々のなかで、身体の不自由な方や幼児をもつ家庭、約60戸が優先的に割り当てられてた箇所とのこと。

早速餅つきの準備へ。

当日大変冷たい風が吹きつけており、富山県とはまた違った福島の冬の寒さを実感。(「あづまおろし」というのだそうです)

テントの骨も歪んでしまうほどの突風も吹きつける中での作業でしたが、村民の方々に手伝っていただきながらなんとか準備を進めました。

ここは子供たちが大変多く住んでいるところで、その子供たちは除雪も兼ねてかまくら作り。

大変立派なかまくらを作り上げましたicon_biggrin.gif

準備を終え、いよいよお餅つき!

子供たちが珍しそうに集まってきてくれます。

そして若いお母さん方も子供と一緒にどんどん集まってきてくれました。

子供たちも自分で杵を持ってお餅つき。

お母さん方はカメラ片手に餅をつく我が子の撮影会♪

寒い冬のなかでしたが、ひとときのあたたかい思い出になってくれたらと思います。

つき終えたお餅は、お母さん方に手伝っていただき丸めてもらいました。

子供たちも自分達で丸めて口の中へ。

「つきたてのお餅、初めて食べた」、「餅つきなんて何十年ぶり」と子供たちもお母さん方も和気藹々に年末のひとときを過ごしていただけました。

 

片付けも手伝っていただき、一段落してから、私達も住宅の一室にてぜんざいをいただきながら、自治会長さんが現在の住民の皆さんの状況についてお話しくださいました。

そのなかで、自治会長さんからこれからの活動の一環としてタオル制作を考えているとのお話をされました。

実際に制作したタオルを私達に見せてくださり、このタオル制作活動の目的をお話しくださる自治会長さん。

一人暮らしの高齢者や仕事を失った方が、一日何をすることもできず、先行きの見えない不安の中で生活しておられるという現状。

家も田畑も仕事も失い、何もすることができない日々を送らざるを得ない人達の生きがいとなる何かをしたい。

その活動の一つとして、住民の方々にタオルで象の顔をかたどったお手拭きを作っていただき、その製品を販売するという活動。

「このタオル細工の作業が、一人暮らしのおじいちゃん、おばあちゃんの生きがいと目標になる」

「この製品が売れれば、離れて暮らす孫にお小遣いをあげられる」

このような願いのもとにお話しくださったことでした・・・。

 

現在、高岡教区ではこのお話をうけて、「高岡教区生きがい支援プロジェクト 『負げねぇぞう☆いいたて』タオル事業」をはじめています。

3月10日まで、その活動に使うタオル(新品で質のよいもの)を集めています。

またこの「負げねぇぞう☆いいたて」タオルは一本500円からとなっており、こちらの購入も随時受けつけています。(詳細は こちら)

是非これらの活動を支援していただけれればと思います。

よろしくお願いいたします。

 

~前編はこちら~


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