広済寺の法語掲示板 その64



 
「真っ白な 雪道に 春風香る
わたしは なつかしい
あの街を思い出す」

で始まるこの歌は、
東日本大震災の復興支援ソングとして有名です。

 
 
作詞された映画監督の岩井俊二さんは
「亡くなった人たち、生き残った人たち、
あの震災を遠くから心配していた人たち
~中略~それぞれが一体どんな想いをしているのか
~中略~せめて僅かな片鱗でも書き留めることができたら」
との想いで書かれたそうです。

 
 
歌で三回繰り返す
「わたしは何を残しただろう」の言葉。

 
「わたし」とは一体誰でしょう。

 
ある方は、
亡くなった人が
私を励ます言葉なんだと仰いました。

 
 
震災から四年後、
最後の繰り返し部分は
「わたしは何を残すだろう」に変更されます。

 
 
今年は震災から十三回忌です。

 
大切な方、たくさんの方に支えられ、
励まされ、
今を生きるわたしたちがいます。
 


★『広済寺寺報』第69号発行★

3月17日、 『広済寺寺報』 第69号を発行しました。



今号の内容は、

漏電対策および外灯工事を行いました

住職コラム

千夏のきときと日記

お寺発!謎解きゲーム!~第三弾~

広済寺仏教婦人のつどいにて雅楽演奏会♪

などです。

 
また、

3月21日(火)に勤めります

春季彼岸会

の予定も記しておりますので是非ご覧ください。

 
『広済寺寺報』 第69号 は こちら から
 


広済寺の法語掲示板 その63



 
今回は、
AKBや乃木坂などの
アイドルプロデューサーでお馴染み、
秋元康さんの言葉です。

 
秋元さんは、
あの美空ひばりさんの名曲
「川の流れのように」の作詞家でもあります。

 
 
さて「人生は一筆書き」というのは、
良いこと悪いこと、どんな経験も
必ず今の私につながっている
ということです。

 
たとえ回り道や困難な道
あるいは間違いがあったとしても、
それら一つ一つが
今の私につながっている。

 
歩んできた道の
一歩一歩に意味があり、
だからこそ
人生に無駄なんてことはないのでしょうね。

 
 
一人ひとりの人生です。
同じじゃなくて当たり前。

 
むしろその経験が、
その人にしかない
深みある一筆書きになっていきます。

 
 
曲がってもいい、
ガタついてもいい。

 
必ずつながっていくのだから、
肩肘張らず、
ゆったりと自分なりに、
精一杯に歩んでいきたいものです。

 
全ての出会いを受け入れながらも確かに続く、
しなやかな川の流れのように。
 


仏陀の言葉

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