2011 年 9 月

西福寺さんにてチャリティーイベント!

来たる10月15日(土)午後8時より高岡市辻の西福寺さんにて災害復興支援のためのチャリティーイベントが開かれます。

このイベントは西福寺さんの住職継職法要の前夜祭として西福寺新住職さんが企画されたものです。

若い人たちにも是非お寺に来てほしいとの願いから、何ヶ月も前から準備しておられるこのイベント。

キャンドルやレーザー、映像と共に、DJの方々がお寺ならではの空間を創りだしてくれるのだそう。

そして今ますます若者たちに人気のBMXショー!

世界でも大変有名な方達が来てくださるとのこと!

これは必見ですねicon_mrgreen.gif

またせっかくのお寺での前夜祭ということで法要も勤まりますicon_idea.gif

この法要で勤められるのが「重誓偈 律曲」というお勤め。

浄土真宗本願寺派のお勤めの中では一番美しいともいわれるお勤めです。

これを特別法務員(本願寺のお勤めの資格)などを持つ若手僧侶が勤めます。

※ ちなみに私もこのお勤めに参加させて頂きます。足を引っ張らないようにがんばります、はいicon_eek.gif

どうですか?

ワクワクしてくるイベントですねicon_biggrin.gif

受付開始は午後7時30分より。

入場料(チケット)は500円となっています。

この入場料の全額を災害復興支援団体に寄付されるそうです。

なお場所の都合上、200人の定員となっています。

行ってみたい!という方は広済寺までご連絡ください。
チケットの取次ぎをさせていただきます。

このようなイベントは滅多にありませんicon_exclaim.gif
興味を持たれた方は是非ご連絡お待ちしております!icon_razz.gif

 

P.S.

西福寺さんがホームページを設立されました。

今回のイベントのこともアップしてありますので是非アクセスしてみて下さい。

ホームページは こちら から


秋季彼岸会が勤まりました

昨日午後二時より秋季彼岸会が勤まりました。

最近台風などで雨の日が続いていたのですが、彼岸のこの日は久しぶりの快晴icon_idea.gif

歩いてきてくださる方も多くおられるので、絶好のお彼岸日和となりましたicon_razz.gif

お勤めは正信偈の行譜。

普段は勤めない唱え方ですのでお参りの方々も勤めにくかったかもしれません。

ですが皆さん一生懸命に声を出してお勤めしてくださるので大変有り難く感じましたicon_smile.gif

ご法話は、親戚寺院である覚円寺若院の青木哲隆師。

5年以上も続けて来ていただいているのですが、毎年身近な話を交えつつ楽しくおみ法をお伝え下さいます。

またお若い青年の僧侶ということで、門徒さん方(特におばあちゃん達icon_redface.gif)にも大人気icon_exclaim.gif

「新湊の若さん」として当寺の門徒さんにも親しまれておられますicon_smile.gif

今年は大震災の支援活動のお話などもしていただき、皆さん真剣に聞き入っておられました。


次回、広済寺の行事は11月の報恩講となります。

昨年の報恩講から早一年。

時の経つのは早いなあと毎年感じます。

農家の方々は田んぼが終わってようやくやれやれとする時期ですが、またお参りくださいますようお待ちしておりますicon_biggrin.gif


宮城県の石巻市へ

14日と15日の二日間、浄土真宗本願寺派高岡教区寺族青年会の東日本大震災第二次復興支援活動に参加させていただきました。

毎回、前日深夜に高岡を出発し最終日の深夜に帰ってくるという強行日程ですが、慣れればなんとかなりますicon_biggrin.gif

今回の活動場所は、寺青第一次支援活動と同じく、宮城県石巻市。

※ 寺青第一次支援活動については
   6月7日 寺青大震災復興支援活動~前編~ 参照
   6月8日 寺青大震災復興支援活動~後編~ 参照

私たちは仙台別院を拠点として二日間というわずかな期間ですが活動させていただきました。

久しぶりの仙台別院。

お朝事が讃仏偈から通常時の正信偈に戻っていました。

以前は本堂に山のように積まれていた支援物資も今では別室に置いてあるそうです。

 

14日は「石巻市復興を考える市民の会」さんの活動に参加。

この「石巻市復興を考える市民の会」は被災者の方々が立ち上げた団体で、石巻でも被害の大きかった渡波地区の黄金浜会館を拠点として泥出しや瓦礫の撤去作業を行っておられる団体です。

この会は行政のボランティアセンターとは別に活動しておられます。

理由を尋ねてみると、

行政に支援をお願いしても対応が遅いとのこと。

だから自分たちで会を立ち上げて自分たちの手で支援活動をしていこう!ということになったそうです。

ではなぜ行政は対応が遅いのか。

原因の一つとして、行政は瓦礫の撤去作業等にも地元企業を優先的に採用するそうで、余力のある地元外の企業はあまり使われず、結果として忙くなる地元企業は作業スピードが遅くなるんだということでした。

地元企業を優先的に使うことは理解できるが、だからといってそれで復興スピードが遅くなるのでは意味が無い。

一日も早く復興できればそれだけ地元の経済活動だって早く復興するのだから、今は地元民を始め、県内外からのボランティアと一緒になって少しでも早く復興に向け活動していきたいと仰っておられました。

 

さて14日の活動内容に話を戻しますと、

14日は石巻市渡波地区の側溝の泥出しをしました。

およそ20人での活動でしたが、泥を出し土嚢に詰めるのはけっこう時間がかかります。

以前七ヶ浜でも側溝作業はしたのですが、その時に比べて汚水などは詰まっておらずその点は楽だったのですが、やはりなかなか簡単には進みません。

※ 6月16日 五位組第二次支援活動~前編~ 参照

結局丸一日で100mちょっとしか進みませんでした。

こういった作業は地道に少しづつ進めていくしかありません。

まだまだボランティアの力の必要性を感じました。

ここで長期間活動しておられる70歳の方。

みんなを引っ張っていくその力強さは、私達のみならず、きっと被災者の方々に勇気を与えてくれていると思います。

 

15日は石巻市の浄土真宗本願寺派のお寺の瓦礫撤去作業。

6月に訪れた時より随分と撤去作業も進んでいました。

しかし大きな瓦礫は片付いても、津波によって堆積した土砂はまだまだ残っています。

現在はそれらの除去作業。

細かいところまできれいにしながら少しづつ進んでいます。

また、6月に来た時とは打って変わって雑草が生い茂っていました。

雑草取りという新しい作業も増えました。

やはりここもまだまだボランティアの力を必要としています。

 

総じて石巻市は瓦礫撤去は随分進んでいるように感じましたが細かいところはまだまだという印象でした。

そしてまた撤去した瓦礫も沿岸部に山積みとなった状態です。

決してまだ薄れてはいない大震災の爪痕。

「この状況を帰ったら地元の方々に伝えてください」と「石巻市復興を考える市民の会」の方が何度も仰っておられたのが心に残った今回の支援活動でした。


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