雑感

久しぶりに仙台へ

7月1日夜から7月3日まで、宮城県は仙台へ行ってきました。

高岡教区寺族青年会の支援活動への参加です。

毎度お馴染みの強行日程ですが、今回は7月2日の0時出発。

順番に運転するのですが、いつもほとんど運転しない私は感謝感謝ですicon_redface.gif

 

早朝、仙台別院に到着し、すぐに今回の活動参加先である ReRoots さんがある仙台市若林区へ。

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農地再生は、農業を再開できる段階にまでする「復旧」、そして農業が始まり本当の意味での「復興」に区分できます。

近辺の農地は、現在3分の2が復旧したのですが、以前3分の1がまだ残っているとのこと。

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今回は、海岸そばの畑をの復旧活動でした。

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土を掘って、石などを取り除いていきます。

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炎天下の作業。

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普段体を動かしていない私には、大変きつい仕事でした。

今までの支援活動の中で一番きつく感じました。

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午後からは、作業が済んだ箇所にトラクターが入るとのことで、未作業箇所にて石拾い。

いよいよ持ち主の方がトラクターで一気に土を起こされて行きました。

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大きな石がどんどんでてきます。

それをまた拾って、きれいな畑にしていきます。

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最終的に、一日で随分畑らしくなりました。

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しかし40人ほどで(トラクターも含め)これだけだと思うと、作業の過酷さを感じました。

 

夕方、仙台別院に戻り、ミーティング。

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翌日のお朝事。

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二日目は、写真洗浄のボランティアに参加。

今回は、おもいでかえる というボランティア団体さんに参加させていただきました。

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津波によって流された写真を集め、洗浄し、被災者の皆さんにお返しするという活動。

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写真洗浄のボランティア団体といっても、いろいろあるそうで、この「おもいでかえる」さんも独自の考えに基づいて活動されておられます。

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その一つに、たとえ写真の持ち主が分かっているとしても、こちらから強制的にお返しはしないということ。

被災者の皆さんは、もちろん写真を手元に戻したい方もおられると思いますが、中には写真を見ることであの震災によるつらい記憶が戻ってしまうことも。

写真を見ても大丈夫になったときに必ずお返しできる状態にしておくというのも一つの支援活動です。

膨大な量ある写真を保管しておくのも、大変なことだと思いました。

20130702(18)久しぶりに仙台へ18


「おもいでかえる」さんのブログ
 に毎日の活動内容がアップされています。


年の瀬の福島へ

今年もあっという間に大晦日。
滑り込みで今年最後の投稿ですicon_lol.gif
 

さて、12月25日(火)から27日(木)まで福島県へ行ってきました。

飯舘村から福島市へ避難しておられる方々と、お餅つきを通して交流させていただくためです。

昨年に引き続き今年も参加させていただきました。

2012年2月21日 年末に飯舘村の方々と餅つきに~前編~
2012年2月23日 年末に飯舘村の方々と餅つきに~後編~

 

25日の夕方に福島到着。

今年2月に開設された福島県復興支援宗務事務所へ。

ここで浄土真宗本願寺派相馬組組長さんから被災地の実状についてお話しいただきました。

その後、翌日餅つきをさせていただく吉倉の皆さんのところへご挨拶に。

思いもかけず、お雑煮をご馳走に。

美味しくてどんどん頂戴してしまいましたicon_redface.gif

宿泊は市内から少し離れた飯坂温泉へ。

大変趣きのある温泉街で翌日の餅つきに向けてゆっくり休ませて頂きましたicon_lol.gif

 

今回の日程では、26日に吉倉宿舎、27日に松川工業団地第二仮設をまわらせて頂きました。

~26日 吉倉宿舎~

~27日 松川第二~

皆さんと一緒に楽しくお餅をつかせて頂きましたicon_biggrin.gif

 

昨年も一緒についてくれた子どもたちとも再会。

一方で、昨年から子どもたちの数が少なくなっている現実がありました。

しかし、吉倉においては、今年新たな生命も誕生したそうです。

嬉しそうに話してくださる自治会長さん。

新たな生命が吉倉宿舎に住む皆の力になっているのだと感じました。

 

もう一つの松川第二では、子どもたちの姿を見かけることができません。

けれど、お年寄りの皆さんが、私たちと一緒に高岡から同行してくれた高校生たちの姿を見て、孫を見るように満面の笑みを見せてくれていたのが印象的でした。

 

子どもたちの姿がどれだけ人々の力になるのか、

一方で、子どもたちの姿がないことがどれだけ人々の心に影を落としているのか、

被災地の方々は今も懸命に毎日を歩んでおられました。

 

26日午後には南相馬を訪れました。

仙台などに比べると、明らかに復興が遅れている印象を受けました。

ボランティアをまだまだ必要としておられるようです。

新たな課題となりました。


仙台に行って来ました

先日、高岡教区寺族青年会による第四次支援活動に参加させていただきました。

いつも通り高岡を深夜出発し、支援活動の拠点となっている仙台別院に午前7時前に到着。

朝のお参りに参加させていただいた後、早速活動場所となる宮城野区の津波復興支援センターへ。

こちらの活動に参加させていただくのは、今年の2月以来(※3月1日 5ヶ月ぶりに仙台へ)。

前回は田畑への流入物の除去作業でしたが、今回は家屋の解体作業。

以前石巻で行った作業と同じです(※4月15日 半年ぶりに石巻へ)。

津波に浸かった部分の壁を取り壊し、今後のリフォームの下準備を行う作業。

石膏ボードをどんどん外していくのですが、隙間部分はなかなか取れず、根気のいる作業です。

最終的にこのように骨組みだけを残し、またこれから床板も外していくという作業の流れでした。

 

この解体作業を行ったのは若林区でしたが、隣では畑作りも始まっており、確実に復興に向かって進んでいることを実感しました。

一方で、流入物の撤去作業などが済み、今では平地になっているところには、今もこのように花が手向けられていました。

震災の爪痕が消えていく一方で、震災が残した悲しみは今も薄れてはいません。

 

夕方のミーティングの様子です。

一日の活動をお互いに確認し合い、次の日の活動内容を決めます。

 

今回は作業終了後に、名取市の閖上地区を訪れました。

閖上地区にある小高い日和山から見た景色。

この地区の死者・行方不明者は人口の一割に達したとのこと。

撤去作業が一段落した今も、このような状態で津波の凄まじさを物語っています。

 
現地ではまだまだボランティアを必要としているとのこと。

今後もできる限りこれらの活動に参加していきたいと思います。


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